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CROSS TALK

SESSION 05役員対談

伊藤 雅文
伊藤 雅文
Masafumi Ito

代表取締役社長

廣澤 一夫
廣澤 一夫
Kazuo Hirosawa

専務取締役 管理本部長

矢内 利幸
矢内 利幸
Toshiyuki Yauchi

常務取締役 事業本部長


Voice01
変化の時代に対応する機動力と対応力でビジネスチャンスをつくる

矢内ビジネスを取り巻く環境は、今までにないほど速いです。当社だけでなく、多くの企業で数年先を予測することが、難しくなっています。

伊藤その環境の変化が速いということは、それはある意味、ビジネスチャンスが多いと私は捉えています。チャンスを活かすために必要なのは「柔軟性」と「スピード」です。NPCは、これまでも効率よくスピード感を持って柔軟に様々なビジネスにチャレンジしてきました。今後も決定事項やその想いが現場に浸透して、会社全体が同じ方向を向いて機動力をもってチャレンジできる。そういう企業って、強いと思います。

矢内そうですね。それは当社の強みだと思います。そのいい例が、2021年からスタートした「植物工場」でのレタス栽培。業種を超えて、ストックビジネスの一事業として、構想から立ち上げまでのスピードは、半年だったかな?これは早かったと思います。「植物工場」を建てて、3ヶ月後にはNPCブランドの「はこひめ」が店頭に並ぶまでになりました。これはうちだからできたと思います。

廣澤「植物工場」の電気は、リユースパネルを使って屋上に設置した太陽光発電でまかなっていることからSDG’sに沿ったビジネスであり、「B to B」を基本にしている当社にとって消費者に近い新しいチャレンジ。NPCブランドの「はこひめ」がスーパーに並び、CMが放映されて社員も喜んでくれています。

伊藤当社の主要製品である製造装置は一般の人の目に触れないから、直接消費者に繋がる仕事がしたいなと思ったのがこのビジネスを始めようと思った要因の一つではあったけど、社員も地元での成果を喜んでくれて、積極的に取り組んでくれています。
矢内 「このレタス、うちの会社で作った!!」なんて自慢できるので、社員のモチベーションも上がっていると思う。こんなNPCらしい新たなビジネスを、もっと拡大していきたい。

伊藤当社の製造装置に関して言うとカタログ製品ではなくオーダーメイドだから、1台数千万~数億円にもなる装置の開発・設計・製造・品質管理まで、各部署が連携しそのミッションに向かって一体となってチャレンジし続ける。そういうスピリットが一人一人に培われていると感じています。

廣澤「時代への対応」で言えば、これからは、「環境」というキーワードは必須であり、企業として推進して、力を入れていかないといけない分野です。

伊藤もちろん。NPCでいえば、太陽光パネルのリサイクル事業。これは、使用済みパネルの解体装置も開発して、「パネルを回収→解体」してリサイクルへとつなげる事業も行ってきました。将来大量に排出パネルが出てくるので、パネルを回収・リサイクルする事業が軌道にのればビジネスの柱として成長が期待できます。こういうSDG’sに沿った新しいビジネスを増やしていかないといけません。

矢内そうですね。さらに発展するには当社の伸びシロを、ぐぐーっと伸ばしてくれる若手社員の成長と、ハツラツとした新しい人材によるボトムアップで組織を活性化してもらいたい。

Voice02
求める人物像について

廣澤新卒が入ってくると、我々も気が引き締まります。新卒者は、まずは素直さをもって色々な人の話を聞くことからスタートしてほしいです。先輩やお客様の話を聞く、その積み重ねがある日、自分なりに考えられるようになる。最終的に大切なのは、自分で考え、言葉で伝え、行動することです。それには、時間もかかりますし、個人差もあります。最初から偏ることなく成長できるように、私たち受け入れる側のサポートも必要です。

矢内新卒の方は、是非、「元気さ」を持って入社してほしい。元気があれば、コミュニケーションがとりやすいから、成長が速い!自分からみんなの中に入る前向きな姿勢も大切です。我々も、新人への声掛けや雰囲気作りを心掛けることも大切と感じています。

伊藤矢内常務は、機械設計のエンジニアなので、特に技術者に対する期待が大きくてちょっと厳しいところがあるかな(笑)。でも、今回若手社員の対談で出た話の内容を聞いたところ、先輩や上司の方は、親切で優しく丁寧に指導してくれる、また夢を語っていた社員も多かったようです。

矢内そうなんですか!! 先輩が、若手に寄り添って育成してくれていることは、とても嬉しい。私自身は、ちょっと厳しいのかな? 早くステップアップしてほしい―と、期待が大きいもので (笑)。

伊藤若手社員は、仕事を任せてもらえ、チャレンジできる環境にやりがいを感じているというから、嬉しいです。

矢内我々が目指すのは、チャレンジできる環境を用意すること。そうすることで、会社も社員も成長していけるはずです。

伊藤確かにそうです。当社は、真面目で内に秘めたものを持つ社員が多いから、もっと考えや意見を出して欲しい。若手は失敗は恐れなくていいから、どんどんと。我々はチャレンジできる新しいフィールドを用意していく。そういった相互関係を築けたらと思います。

廣澤成長の速度は個人差があります。ゆっくり成長しても、会社は見守り評価しますから安心してほしいです。

矢内私が面接の時に学生さんに必ずお話しするのは「NPCに入社して技術を身に付ければ、どこにいっても通用する」ということです。一生のスキルになります。

伊藤それはあります。当社は、真面目にコツコツと装置を作る会社だから、入社時点ではハイレベルな知識や技術は必要ありません。それよりも、格好つけずに、やる気を持って、ざっくばらんに本音で仕事に向き合えることが大切。当社はまだまだ発展途上の会社ですが、活躍のフィールドは国内だけでなく、むしろ海外に多くあります。2021年4月に米国子会社をニュージャージー州からミシガン州へ移して製造拠点を開設しました。そんなNPCで、共に成長できる方に会いたいです。

Voice03
働きやすい職場づくりについて

廣澤何をもって、働きやすい職場とするか、ですが、「社員が働きやすい職場だ」と言ってくれている環境を構築していることは、一番PRできることだと思います。

矢内それは間違いないです。仕事を効率化して残業をしないという体制をはじめて2年。みんな意識が高くなってきました。

伊藤この2年で業務の取り組みに対する意識が変わりました。結果としてプライベートに使う時間が増え、生活とのバランスも改善されていると思います。

廣澤当社は残業も少なく、年間休日も120日以上ありますよ。私たち経営層ができることは、会社の体制・人事・福利厚生を継続的に見直していくことで、トータルに働きやすい環境を社員に提供することです。

伊藤廣澤専務のいうとおり、一番大切なことです。それを実現することが私たちの役割だと思います。

伊藤特に、松山工場は、土地柄や地元の生活スタイルにあった企業風土であることが大切であり、地元に根付いて、安定して長く働ける会社にしたいと常々思っていました。それで、定期賞与と退職金制度も導入し、永くコツコツと幸せに生活をしてもらえる会社になってきていると思います。

矢内今は、福利厚生は充実しているし、年間休日も愛媛トップクラス、育休取得率も高く、男性社員も育休を取得していますよ。

伊藤当社は、海外企業とお付き合いが多いこともあり、日本的でなく合理的にものごとを捉え、無駄はせず、ONとOFFの切り分けをするほうだと思います。

矢内社員自身が仕事とプライベートのどちらも充実させるように、時間的なバランスを考えることができているので、ワークライフバランスも変化してきています。

Voice04
最後にみなさんからのメッセージをお願いします

矢内誰かがやった跡を追っていくよりは、ルーツをつくっていく方が楽しいでしょう。
これから伸びていく会社ですから、その中で経験できることは多いです。

廣澤「働き甲斐」と「生活の基盤」の両方で充実している会社です。働きやすい職場だと思います。

伊藤愛媛で「NPCって、いい会社だよね。すごい会社だよね」と言っていただける存在になれるように、会社も社員と一緒に成長したいです。地元で愛されて、社員がNPCを誇りに思って、そのお子さんも勤務してくれるような、長く継続できる会社を目指して
社員と一緒に邁進したいです。社員が「自分の会社を自慢できるような会社」にすることが私の目標です。


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